「幕西の元気な子供たち」も夏休みには海やプールに出かけます。水難事故にあわないためには友
達同士が気をつけること、万一事故にあった場合どうしたらよいか等など、消防署からの一言をお願いします。
A:1 水難事故に遭わないために
(1)はじめに
水難事故の発生場所は、海が56.7%、河川が29.4%を占めています。
どんな場合に発生しているかというと、水泳中、魚とり、釣り、水遊びが全体の66.3%を占めています。また、水難事故の発生件数の2割程度は、中学生以下の子供が多い状況です。
(2)海で事故に遭わない方法
○遊泳禁止区域では絶対に遊泳しない。
ここでは必ず危険が待っています。遠浅で安全そうに見えても流れが急だったり、危険な場所が潜んでいます。
○お父さん、お母さんたち保護者等が注意することは・・・
・子供や幼児から目を離さないようにしましょう
・ライフジャケットを着けさせるなどの安全対策を万全にして遊ばせましょう。
・浮き輪やライフジャケットを着けているからといって放っておいたり、絶対安全だと過信してはいけません。
○状況判断を的確に
・波が高かったり、天候不良時には海に近付かないこと。
○「離岸流」に気をつけましょう
海岸線の長い遠浅の海岸には、必ず沖に向けて「離岸流」という水の流れが発生しています。この流れに乗ってしまうとあっという間に沖へ流されてしまいます。
海岸でゴミや泡が沖へと流れていくポイントを見つけたらそこには「離岸流」が発生していると思いましょう。
2 もし事故に遭ったら・・・
(1) 大きな声で付近の人に知らせましょう。
(2) 速やかに消防へ通報しましょう。
(3) 浮き輪等があれば近くに投げましょう。棒などがあれば差し伸べましょう。
(4) 泳いで助けようとしない。(※泳いで助けようとすると、助けに行った人が溺れてしまう危険性があります。)
(5) 助け出せた場合、速やかに応急手当を実施しましょう。
※「救命講習」を受講して、心肺蘇生(心臓マッサージ・人工呼吸呼吸)、応急手当(止血法、固定法など)の知識・技術を習得してみましょう。
2010年07月14日|投稿者:スタッフ|