幕張西地区最大のスポーツイベント「第37回町内自治会大運動会兼第53回市民体育祭」(主催:千葉市第30地区町内自治会連絡協議会、共催:千葉市教育委員会・幕張西小学校地区社会体育振興会、後援:幕張西中学校区青少年育成委員会・青少年相談委員会・幕張西中PTA・幕張西小PTA・NPO法人幕張西スポーツクラブ)は、10月9日幕張西中学校校庭に14自治会、約1,500名の参加を得て開かれました。前夜の激しい降雨に開催が危ぶまれましたが、参加者・役員の熱意で開会時には太陽も顔をだす好天に恵まれ、午後3時過ぎまでシニアからちびっ子までが一堂にスポーツの秋を堪能しました。自治会対抗の結果は最後まで大熱戦の息詰まる得点争いの結果、コロンブス自治会が優勝、連覇で栄えの優勝杯を獲得しました。
夜中の雨はかえってグラウンドに適度な湿り気を与えて好コンディション、役員さんは各ポジションごとに最後のチェック―。正門近くに消防団の消防車とパネル、退場門脇には青少年育成委員会の活動パネルも設営された8時半、‘さぁ、準備は揃ったぞぉ’。
定刻9時に開会式の入場行進開始。社体振旗を掲げた岡部さんに続き、前回優勝のコロンブスを先頭に全自治会が「今年は勝つぞ」と胸を張り、本部前の役員・来賓の前を行進し整列しました。新しい自治会はやはりチビッ子の多さが目立ちます。
溝端・社体振会長の元気な「開会宣言」に続き、大会会長の堀内・連協会長は「東日本大震災を経験し、より地域の絆の大切さを実感した。健康・体力増進とコミュニティづくりを深める1日にしてください」と挨拶しました。来賓を代表して小池・美浜区長から「2日の区民フェスティバル等、幕張西地区の日頃のご協力に感謝します。地域の連携をますます増進されるよう願っています」との挨拶をいただきました。続いて、田嶋衆議院議員、河野・臼井県会議員、松坂・田畑・湯浅・米持・布施市会議員の皆様がそれぞれ自己紹介を兼ねて激励の挨拶を述べられました。「地区スポーツ功労者」として、ハイツの広谷由春さんが表彰を受けたあと、いよいよ「選手宣誓」です。優勝杯返還とともにコロンブスの葛城嘉幸さんが「日頃の運動不足の身体に鞭打ち怪我のないよう、また多くの皆さんと懇親を深めます」と、元気で素晴らしい宣誓をしてくれました。相葉体育指導員の「諸注意」と鈴木体育指導員のリードで「ポンポコ体操」の準備体操を終われば‘競技開始’―。
「小、中学生徒競走」には、いきなり250人が参加。年々増加する幕西を象徴しています。早い子も、チョビッと遅い子も歯を食いしばっての激走を見せてくれます。「グラウンドゴルフ」は、ホールポストにボールを入れてからゴールする種目。コーポの山川さん、見事ホールインワンしての悠々1着には驚きました。クラブを持ちつけていない若い出場者は、足は速くてもホールの近くで‘寄せては返す’の行ったり来たりです。
さあ、最初の町内対抗種目「ボール送り」、縦に並んだ各町会15名の選手が頭越しにボールを送る競争と言ってしまえば簡単ですが、隣にライバルがいると思うといささか緊張の度合いが違うものらしく、‘早く々々’と目をむいてのレース結果は、パレステージが勝っての全員でハイタッチ。方向感覚を目隠しでなくしたパパ・ママが、子どもの声で手をつないでゴールする「親子でゴール」、暫らくぶりなのか、パパの手をシッカリ掴んでうれしそうな子の顔が印象的でした。ひっくり返ったママを抱き起こす‘親孝行’の女の子も見つけました。‘こんなに大勢が幕西地区にいるの?’―。豆粒のようなチビちゃんが登場しての「幼児の玉入れ」です。‘まだ投げちゃダメ’の役員さんの声などどこ吹く風のヤンチャばかり、終了してお土産貰いに行く時だけは、キチンと言うこと聞いてくれました(?)。
2回目の町会対抗種目「ジャンケンバイバイゲーム」は、1自治会男女各10人のリレーですが、途中、役員の‘ジャンケンマン’とジャンケンし、負けたら走る距離が長くなる‘意地悪種目’です。‘足に自信あり、ジャンケンに自信なし’の自治会はどこかな。優勝はステラガーデンでしたが、ペケの東自治会アンカーの両手を上げて優勝ポーズのゴールインには、皆さん大笑いしながら拍手三昧です。
さて、午前の部最大の呼び物種目「パン食い競争」、今年も堂々約600人が出場です。1レース20人が同時にパンにむしゃぶりつく豪快な‘マクニシ名物’種目でもあります。子供達は数メートル先から口をあけて走ってくる可愛さですが、‘親の仇’のようにパンめがけて突進するお父さんや、ひたすら‘パン獲得’のためジックリ走るお母さんなど大人は様々です。それにしても、30回もパンを付け替える役員さんはご苦労でした。シルバーの皆さんも元気にパンに飛びついてくださり、午前の部は予定通り12時に終了しました。休憩時間は各自治会ごとのテントで、お弁当を開きながら交流タイムの展開です。
午後の部は、運動会の華「町会対抗 綱引き」から開始しました。入場時はニヤニヤ、綱を握った途端、表情が一変するのは例年の事、スタートのピストル鳴る前に‘入れ込み過ぎ’で引き始めたチーム、強豪に文字通り‘アッと言う間もなく’秒殺されたチームなどの予選を重ね、決勝はコロンブスvsパレステージとなりました。結果は意外にもパレステージが圧勝し「やったぞ~」と若いお父さん達は派手な喜び方ですが、次の日は身体が痛かったでしょうね。次は「バリア・フォー」という障害物競走です。4つの障害物をクリアした子供達は、‘ハァハァ’息せき切って「賞品引換所」に―。優しく‘頑張ったね’と迎える女性の役員さん達。一番大変な裏方さん達です。大人のレースでは、早くゴールの方ほど余裕の顔で、下位になるに従いヘタヘタのお顔は運動不足の為でしょうか。町会対抗の「願いはふたつ」、数メートル離れた篭に、男女各10名で玉を投げ入れて数を競う種目です。先行した女性陣が何個も入れたのに、男性がうまくいかず逆転され、奥様に大目玉を食った自治会が目立った前回でしたが、今年は順当でステラガーデンと、古豪サンハイツが同点優勝でした。輪の中のボールをこぼれ出ぬようリレーする、シニアの皆さんの「引いてGO」で無邪気にボールと戯れていただいた姿を見てから、同じ番号カードを拾った男女で、ふくらませた風船をお尻で割る「風船割りレース」で個人種目は終わりです。最後らしく(?)男性が膨らませたボールを女性がお尻で‘バスン’‘バッチ~ン’と派手な音とともに風船は真っ二つ、やはり‘マクニシの女性’には到底かないません。本物の最終種目「町会対抗・ムカデ競争」開始です。ここまでの町会対抗得点が日神パレステージ、ライオンズ、コロンブスが僅差の接戦の為、最終種目で‘決着’とレース前から‘オッチニ、オッチニ’と練習に余念がありません。結果も大接戦の末、コロンブスの勝利となりました。
競技への出場者数が延べ3.000人を大きく超える大運動会も、いよいよ閉会式です。
「成績発表」では優勝が3連覇でコロンブス、同点2位に5、6丁目とライオンズ、4位にステラガーデン、同点5位にサンハイツと日神パレステージ以下14位まで発表されました。堀内会長からの表彰状授与の際、突然雨が…。優勝チームには嬉し涙、惜敗チームには‘口惜しい~’の涙雨なのでしょうか。
「講評」に立った溝端・社体振会長は「活気があり、団結を感じさせ、協力の態度が目立った素晴らしい運動会でした。来年も是非みんなの力で運動会を成功させましょう」と締めくくりました。
何度も会議を重ね運動会成功に尽力された、社体振役員を先頭とした競技役員の皆さん、各自治会で動員に努力いただいた皆さん、元気に競技に参加された皆さん、忘れてはいけないチビッ子の皆さん、ひとりひとりのちっちゃな力が大きくひとつに結実して大成功した「第37回町内自治会大運動会」でした。
尚、運動会スナップは近日 Photo Gallery に掲載予定です。
(渡邉 記)
2011年10月11日|投稿者:スタッフ|