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大先輩クラブ‘NES’が「創立10周年記念フェスティバル」開催


 12月8日、習志野市東部体育館で習志野イースタンスポーツクラブ(NES)主催「NESスポーツフェスティバル2012」(共催:習志野市教育委員会、後援:習志野市スポーツ振興会)が、同クラブ創立10周年を祝って開催されました。‘どんな面白いことやるんだろう’―。‘先輩達’が企画したイベントに参加してみました。

 NESはM@WSの‘兄貴分’、発足前の準備段階、NPO法人格取得時と何かと指導いただいている総合型の大先輩スポーツクラブです。開催当日は、10周年をお祝いするような絶好の好天となりました。東部体育館は参加者でいっぱい、開会式前の東習志野小学校児童による「ロープジャンプ」からフェスティバルは始まりました。10人が同時に息を合わせて回転する大ローブ内での‘スーパー縄跳び’です。1回転するごとにひとり抜けて新たにひとり入るという演技に大きな拍手と同時に「疲れを知らないんだね」の声…。

 さぁ、開会式です。10年にわたり同クラブ育成の先頭に立ってこられた高梨理事長が主催者挨拶をされました。

 「会員、地元の皆様の参加にお礼申し上げます。平成15年に産声を上げたNESは東部体育館、習志野第4中学校を拠点に17の種目を展開してきました。習志野市、地元町内会の協力があったればこそで心から感謝いたします。今日のフェスティバルも会員100人で準備しました。どうぞ1日楽しんで下さい。来年5月の満10年を目指し益々クラブを盛り上げていきたく、今後のご協力をお願いいたします」。

 続いて来賓挨拶に移り宮本・習志野市市長を始め、同市市議会議長、同市教育長、千葉県議会副議長、東習志野町内連合会会長がお祝いの挨拶にたちました。皆さんはNESの10周年をお祝いするとともに、異口同音に同クラブが市民の健康づくりに貢献していること、地域の活性化に役立っていること、スポーツを通じてコミュニケーションを深めていることなどを述べられ、NESの‘10年の重み’を感じました。来賓は他に、千葉県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会、千葉県教育庁、市内各学校責任者そして大学関係の方たちも駆けつけ、同クラブの活動の‘裾野の広さ’も見せてくれました。

 開会式が終わった10時15分、「アトラクション」の開始です。先頭バッターは、4~6年生で構成する東習志野小学校吹奏楽部の62人による演奏です。三つ編みやポニーテールの女の子が多いのですが、演奏が開始されると体育館内に響き渡るボリュームとハーモニーの素晴らしさに「これ、本当に小学生の演奏?」の素晴らしさ、東日本大会出場予定の説明に納得です。盛大な拍手とともにアンコールを含めて4曲演奏を終えたら、全員がキョトンとした小学生の顔に戻りました。

 次は市立習志野高校器械体操部の登場。全国でも高いレベルを持つ同部々員12人が、「床運動」「鉄棒」演技のデモンストレーションです。まず前後開脚したまま上半身をペタっと前方の床につける身体の柔らかさに‘ウへ~’、「床運動」では後転だけでも驚くのに跳び込み前転、前方宙返りそして‘ひねり’と高度な技の連続―。「鉄棒」でも、大車輪は基本のようで、逆車輪、シュタルダーとTVでしか見たことの無い演技を何気なく披露する若者達に‘若さって素晴らしい、習志野は内村航平君がいっぱい’と思わせてくれました。

 アトラクションも終わり、表に出てみました。体育館玄関前の駐車場では「模擬店コーナー」の開設です。5張りのテント内ではお馴染み「焼きそば」「フランクフルト」「わた菓子」などの食べ物のお店と並んで「ふるさと産品」「新鮮野菜」の販売で大賑わい、どうやら‘買占め’のご婦人もいたようで、野菜はあっという間に完売でした。

 体育館内2階のトレーニング室では「体力測定」と「骨密度測定」です。「長座位体前屈」「閉眼片足立ち」「握力」「血圧」「心肺持久力」などの身体測定には小学生から人生の達人まで一列に並んで順番待ちです。パパ、ママと一緒に並んで‘負けないぞ’と頑張るチビッ子達が何とも可愛く見えました。

 体育館アリーナは、暫し‘お化粧直し’で、「スポーツ体験コーナー」に換わります。「卓球」、「的あて」、「ユニカール」(NESの得意種目です)「クライミング」(東部体育館はこの種目が出来る高さがあります)、そして缶つみ・コマ・輪投げなどの「昔の遊びコーナー」が店開きしました。どのコーナーにもクラブ会員、飛び入りの地域の方、そしてちびっ子たちがたくさん参加し、年齢や経験を超えた賑やかで和やかな和気藹々の‘交流の輪’が2時間続きました。

 総合型地域スポーツクラブは、会員の規模・取組み種目・地域性などどのクラブも異なり、活動内容は決して画一したものではありません。でも、スポーツを通じて地域コミュニケーションを進め深めるという目的は一致しているはずです。その意味では「さすが先輩、完璧に地域に根付いているな、M@WSも負けずに少しづつ前に進もう」と改めて教えられたNESの「創立10周年記念フェスティバル」でした。 

(渡邉 記) 

2012年12月09日|投稿者:スタッフ|


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