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祝い、学んだ「NES創立10周年記念式典」

April 27, 2013

NPO法人習志野イースタンクラブ(以下、NES)の「創立10周年記念式典」が、たくさんの会員、来賓を迎え4月27日に習志野市立第四中学校体育館で開催されました。式典は、県下の総合型地域スポーツクラブ(以下、クラブ)の中で多くの先進的な活動をしている、いかにもNESらしい中味の濃く、充実したものとなりました。

   会場の体育館は、式典開始前から習志野市立第四中学校吹奏楽部の皆さんの演奏で華やかな雰囲気がみなぎっています。来賓、会員の皆さんが‘気軽に’NES役員の方たちと挨拶を交わし、日頃の交流の深さを感じます。

 酒井副理事長の司会で始まった「式典」は、吹奏楽部の元気なマーチを聞いた後、加川実行委員長の開会の言葉の後、主催者代表として高梨泰一・NES理事長から次の挨拶を受けました。

 「たくさんの皆さんのおいでに感謝します。NESは5月24日で創立10周年を迎えます。来賓、会員の皆さんと共に式典を開催できることは大きな喜びです。当クラブが設立準備にかかった頃は、文部科学省も総合型クラブ設立に本腰を入れようとした時期でしたが、当時全国のクラブ数は500、千葉県では7でした。現在は全国で3300を超え、県下のクラブも72を数えるようなりました。‘いつでも、どこでも、誰とでも’をモットーに、創立時24人でスタートし活動してきた仲間に改めて感謝いたします。平成18年のNPO法人格取得、同19年クラブハウス立ち上げを契機に絵手紙・ダーツ・英会話など文化面の取り組み開始、同20年に地域スポーツ育成指導者養成、同22年には千葉国体へのボランティア派遣等などのひとつひとつの取り組みが、今日に結びついていると考えます。次の10年に向け、さらなるご尽力、ご鞭撻をお願い申し上げます。」

 続いて習志野市、同市議会、国会議員、県議会、習志野市教育委員会から5名の来賓の方が、それぞれのお立場から祝辞を述べました。宮本・習志野市長が「役員の皆さんがクラブ運営の困難さに努力されていることは十分承知しています。教育・健康・地域コミュニティーのどれをも深めることができる組織が、総合型地域スポーツクラブと信じています」との挨拶が印象的でした。

 パネルディスカッションの始まりです。テーマは「生涯スポーツ社会の実現に向けて」、サブタイトルが「NES創立10周年を機に」で、未来のクラブ発展を見通し期するもので‘折角のお祝いだから、皆で学んじゃおう’の取り組みには脱帽です。

 コーディネーターは、日頃多くの県下クラブがお世話になる浪越一喜・帝京大学准教授、パネリストは田淵章治・千葉県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会会長、高梨泰一・ NPO法人習志野イースタンクラブ理事長、片岡利江・習志野市教育委員会生涯学習部生涯スポーツ課長、谷藤千春・千葉大学准教授の4人です。浪越先生からパネリストの皆さんに対し順に①先輩クラブからみたNESの活動について②10年を振り返り、今後の課題③総合型地域スポーツクラブに望むこと④総合型地域スポーツクラブが今後志向する基本的立場―についての発言が求められました。

 田淵会長は「私達の大穴スポーツクラブは16年の経験があり1600名の会員がいます。創立時まず総合型地域スポーツクラブって‘なんだ’から始まりました。楽しくなければ、家庭内に明るい会話が生まれなければ等の理念をたて、その実現に向け目線を地域の人に置き、どのような思いがあるか汲み上げる、既存クラブとの融和を図る、受益者負担の原則を確立する、そして何より活動する場所確保などの点から、行政との提携が不可欠―。などを通じ現在に至っていると考えます。NESさんの活動の素晴らしさは、何と言っても行政との連携の強さだと思います。すくすく成長された大きな原因ではないでしょうか。」

 高梨理事長は「地域の町内会・学校との交流は、この10年の大きな財産になっている。230名の創立時の会員数が現在は400弱になった。総合型クラブの会員は常に流動化するのが特徴ではないか。NESの会員更新率は75%だ。その中で維持・発展するためには何よりも本音で物事を語り合うことが大切だ。NESの取り組みに呑み会が必ずついているのはそんな理由もあるんです。今の悩みは高齢化だろう。クラブに参加することにより医療費の低減化に貢献していることは事実だが、若い人たちがクラブ運営になかなか入らず‘お客さん意識’から抜けきれない点等、将来を見越した場合克服しなければならないと考えている。」

 片岡課長は「習志野市がクラブ育成に取り組んだ理由は、少子高齢化や週休二日制などの外部環境によると思います。当初は‘行政主導’での市内3クラブの設立でした。しかし、3年目には完全に自立され住民の要求も取り入れて文化面の活動も開始されたことを評価したいと考えます。現在の行政は、人的・財的・施設支援など十分な支援はなかなか困難ですが、従来のNESさんとの提携はキチンと生かし総合型クラブの意義のPRなど、しっかりやっていきたいと思います。」

 谷藤准教授は浪越准教授とともにNESの会員でもあり、厳しさと暖かさの両面から次のような発言がありました。

 「10年というと何かを変えなくてはいけない時期かも知れません。文科省が総合型に取り組み始めて20年、一般的なクラブに内包する‘悩み’は、参加だけする人と運営する人との‘二極化’をそのままにして表面的には解決しているでしょう。当初、2000年のスポーツ振興基本計画で総合型クラブの全国展開という、行政からの‘受け皿’だったクラブ活動が、2011年のスポーツ基本法、2012年のスポーツ基本計画により、総合型地域スポーツクラブが地元の具体的要求に応える、地域コミュニティーの‘核’になる主体的取り組みが求められるまでになっています。その課題実現のためには、ひとりひとりが運営に携わり、活動を通して地域の活動の中心になるという、互いの‘新しい公共’を求めるという視点での取り組みが求められているのではないでしょうか。」

 浪越先生からの質問も含め、各パネラーは大要以上の発言をされ、10年を回顧するとともに未来に向け総合型地域スポーツクラブはどのようにあるべきか大いに学ばせていただいたパネルディスカッションでした。

 澪川副理事長の閉会の言葉で「記念式典」は終了、会場を「日立習志野クラブ」に移し、祝賀会です。高梨理事長が言われるように、NES活動に不可欠な‘呑み会’を伴った会には、新しい参加者も続々詰めかけ、回顧談を重ね旧交を暖めたり、今の取り組みについて論議するなど、活発な話の「和」が長い時間続いていました。地元に完璧に根ざしているNES活動、自分のクラブの独自性は維持しながらも、大いに参考にしたい式典でした。   (渡邉 記)

 

2013年04月28日|投稿者:スタッフ|

 

 

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