夏休みに入り最初の日曜日の7月21日、「第53回千葉市少年球技大会」(美浜区少年少女ドッジボール大会)が打瀬中学校体育館で前回より3チーム多い14チームが集まり行われました。幕西地区から西・南小学校合同の「西南ジャイアンツ」(以後西南チーム)と少年野球の「ファイヤーズ」が出場、 ファイヤーズが連覇の優勝、西南チームも3位という立派な成績を上げてくれました。
14チームの小学生が一同に集まると、熱気でムンムンする中、開会式が始まりました。鈴木・美浜区スポーツ推進委員連絡協議会会長が「水分しっかり摂って半日を頑張りましょう」、増子・千葉市スポーツ推進委員連絡協議会会長は「チームワークを強めて勝利に結びつけましょう、そしてプレーを通じて他チームとも仲間になれるように」と挨拶がありました。来賓の幕張西スポーツ振興会・溝端会長は「皆さんの元気な顔見るとホッとします。伝統ある大会です。監督、コーチの言われることをよく聞いて頑張って下さい」と出場選手を激励しました。
ルール説明と準備体操が終わると試合開始です。途端に体育館内は投げあうボールと歓声の渦と化しました。午前はリーグ戦方式で各チーム2試合戦います。ファイヤーズは出だしこそラインクロスの反則などが多く戸惑い気味でしたが、「西っ子サンダース(真砂)」、「まちやば最強軍団(高洲4小)を順当に破り、昨年に続く連覇をねらい決勝トーナメントに進出しました。
一方の西南チームは、前週の予選会で勉強した教訓を生かして全員が大健闘です。コートサイドから、初監督を務めるスポーツ振興会の蓑和田さんから「そこでパスだ」「離れろ」「下がれ」と声嗄らしての指示が飛びます。対戦相手は5年生ばかりを集めた高洲4小でしたが、見事2セット連取の勝利で‘イェ~イ’とハイタッチしてはち切れるような笑顔いっぱいとなりました。続く第2戦の相手は打瀬小で、試合前並ぶと西南チームより頭ひとつ大きな子ばかりで「これは勝ち目無いかも」と思われましたが、第1セット負けたにも拘らず続く2セットを連取、見事な「幕西根性」を見せての逆転勝ちとし、ファイヤーズと並び決勝トーナメント進出です。
準決勝からは5分1セットマッチです。西南チームはvs美浜打瀬小。大乱戦となりましたが、4対7の惜敗。どうやら1セットマッチが徹底していなかったため、前の試合で逆転勝ちしているだけに敗北が決まると皆ベソかいて大泣きです。口惜しいでしょうが、負けて悔し涙を流すのもきっと将来良い経験と財産になるでしょう。ファイヤーズは優勝候補らしくvsシュンシュン(幸町1小)を9対2で破り決勝戦に進出しました。
決勝戦はファイヤーズ対西南チームを破った美浜打瀬小。すっかり勢いづいたファイヤーズの諸君は、猛烈なスローイングを連発し7対2で輝く大会連覇となりました。
ファイヤーズの勝利に、一生懸命応援した西南チームのお友達も元気を取り戻したようです。
正午過ぎの表彰式で優勝のファイヤーズは鈴木・美浜区スポーツ推進委員連絡協議会会長から市長名の表彰状と副賞をいただきました。大会終了後、幕西代表2チームは、応援していただいた父兄の皆さんも含め、結城スポーツ振興会副会長に記念写真を撮ってもらいます。「わぁ~、今日もお土産もらったょ」と、さっき泣いたカラスも全員笑顔に変わり、優勝と3位の立派な成績を上げた大会を終了しました。 (渡邉 記)
2013年07月22日|投稿者:スタッフ|