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「防災訓練」で“自助・共助”の大切さ学ぶ


火災に止まらず、台風・津波などの異常気象、避けて通れぬ地震など、天災に対する備えに、やり過ぎはありません。11月17日(日)快晴に恵まれ「幕張西地区防災訓練」(主催:千葉市第30地区町内自治会連絡協議会、協力:千葉市消防局美浜消防署打瀬出張所・千葉市消防団18分団3部)が幕張西小学校で行われました。当日は、幕張西地区全町会からたくさんの方が参加、真剣、熱心に訓練に励みました。

「訓練」には各町会“防災“の旗を先頭に集合、会場には消防署・消防団の大小2台の消防車、緊急用の食料コーナーなど設営される中、10時開会しました。

 堀内・連協会長が「昨近、伊豆大島やフィリピンの台風禍が起こったように災害が多発しています。日頃の心構えが何よりも大切で、今日はいろいろな訓練を体験して下さい」と開会の言葉を述べました。中島幕張西校長、美浜消防署の田野さん、小川消防団分団長と次々挨拶がありました。いずれも「天災が発生した際、直後に大切なことは“自分で自分を守ること”」と強調されたことが特徴的でした。消防団員の紹介、保健センターから応援の方達の紹介の後、訓練が開始されました。

 はじめは“津波からの避難”で、小学校の5階にあたる屋上へ誘導班の指示で上り、点呼が済んでから降ります。その間、校庭にはAEDによる「心肺蘇生訓練」、三角巾を使用した「応急処置訓練」、「下水道直結型」という簡易トイレのコーナーも設営され、屋上への避難訓練を終えた参加者は各コーナーに分散し、実習と見学を重ねます。

 緊急食料の「配給」ではクラッカーが配布され、「調理」では何種類かの素材による食料作成を見学します。「簡易トイレ」は、たしかに短時間の設営可能が分りました。

三角巾による「応急処置」も、正しく使えば止血などに有効なことが理解できました。

「心肺蘇生」は是非、より若い人に覚えてほしいと、多くのシニアの方達の意見が出ていました。

 消防団による「放水訓練」も行われ、地元の団員の皆さんの“縁の下”のご苦労を十分に感じる事ができました。

 11時30分からの閉会式では「今日の訓練を反復して、いざと言う時に備えてほしい」と消防団からの講評を受け、訓練を終了しました。

今日のような大がかりの訓練を契機に、自分と家族の緊急時の“自助”、どう地域で助け合うかの“共助”のために、「自主防災会」などを含め、不断に小規模な訓練の積み重ねが重要であることを教えてくれた「地区防災訓練」でした。(渡邊 記)

2013年11月21日|投稿者:スタッフ|


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