11月29日、幕張西公民館で千葉市社会福祉協議会幕張西地区部会主催の「講演会」が開かれました。講演のテーマは「省エネ・節電 ! 上手な電気の使い方」で、昨年「住まいの安全対策」のテーマで大好評だった千葉市市民局消費生活アドバイザーの吉村和義先生に、2年連続で講師を務めていただきました。厳冬が予想され、無視できない電気料金を少しでも節約するため、参加の皆さんは1時間30分の講演を〝聞き漏らすまい〟と一生懸命の勉強振りでした。
松本部会長から「原発再稼働など、電力に関しては難しい課題もありますが、今日は日常役立つ〝電気の省エネ〟についての内容です。ぜひ、参考にされてください」との挨拶を受けて吉村先生の講演に入りました。全員に配布されたパンフレットに沿って、講義が進みます。「皆さんの節電に関する20問の意識調査です。全部できたらお帰りになって結構です」とユーモアいっぱいのお話に「18問できた」と喜ぶご婦人がいました。「今年は秋が短く、大震災以降電気料金もアップしています。安全も重視しながら夏より料金のかかる冬の時期にどう節電するかが大切です」「消費電力の大きな電気器具は、ほとんど熱を発生するもので、それらをどう節電するかも重要です」―。説得力のあるお話に〝ウンウン〟と頷きながら、皆さん講義に集中されています。
「電気代の仕組み」「基礎用語」「分電盤と過電流」「待機時消費電力」など、ちょっぴり難しい言葉も、吉村先生は実生活と結び付けて説明されるのでよく解ります。パンフレットの中に「ティーブレイク」と名付けて〝100円でこれだけ電気器具は使える〟〝暮らしのエコアイディア〟などもあり、納得しながら講義は「実践編」に入りました。
電気冷蔵庫、照明器具、エアコン、テレビ、掃除機、洗濯機、電気炬燵、など具体的に〝こうすれば、これだけ節約・節電できる〟との説明ですから、皆さんの耳がそばだつのが手に取るようです。簡易の発電装置を使って、白熱灯・蛍光ランプ・LED電球の優位性を実験すると「なるほど〃〃」と納得です。
「20%の節電で、電気代は数年前と同額と言われます。少しの積み重ねが大きな節電につながりますのでご努力ください」とのお話で、1時間半の講義は終わりました。
終了後、「自分の家ではこうしている」等、参加の皆さん同士の会話が目立ち、省エネに対する関心の深さを感じました。寒い冬が予想される反面、電気代使用料は抑えたいのは誰も同じ、そんな思いに応えた「講演会」でした。 (渡邉 記)
2013年11月30日|投稿者:スタッフ|