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社協・M@WS共催で「救急救命講習会」開く


「社会福祉協議会幕張西地区部会」主催、「NPO法人・幕張西スポーツクラブ」共催の「救急救命講習会」が、美浜消防署の指導を頂き、2月4日幕張西公民館講堂で開かれました。〝立春〟にもかかわらず真冬に逆戻りの寒い日でしたが、参加の皆さんは胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの実技講習に、身体が汗ばむほど懸命に取り組みました。

 社会福祉協議会幕張西地区部会・松本会長の「参加にお礼申し上げます。今日の講習は、実際には緊迫した状態の時行われるものですから、何より研修の積み重ねが大事と思います。短時間ですが頑張ってください」と開会の挨拶で始まりました。会場の講堂には、講習用の6台の〝上半身の人形〟(AED Little Anne)が用意され、指導いただく美浜消防署の新濱、吉野さんが待機されています。

 講習説明は新濱さんです。「寒くなると高齢者はとりわけ心筋梗塞など変調を起こしやすいですね。千葉市の人口増加に伴い、救急車出動要請の電話も年々増加しています。救急車が着くまでどのように〝つなぐ〟かで、心臓・呼吸停止した方達が救える可能性も高まります。その意味では〝共助〟の大切さを是非ご理解ください」と前置きされて、「今回の講習は①倒れている人に声かける②反応ない場合、周りの人に〝119番通報〟と〝AEDを運んでもらうことの依頼〟をし、③即〝胸骨圧迫の心肺蘇生〟をするということに集約されます」と講習の要点を述べてから実技に入りました。

 胸骨圧迫という心臓マッサージは、1分間約100回のペースで行いますから、みるみる受講の皆さんの顔が紅潮します。「何より周りの人の手助けも受けながら、救急車到着まで続けることが大切です」―。新濱さんの助言は、ユーモアに溢れ、時には会場内笑いに包まれることも。吉野さんも、マッサージする際の腕の角度など適切な助言をしてくれます。続いてAEDの操作講習ですが、「AEDは痙攣を起こしている心臓にショックを与えるものです。胸骨圧迫は心臓本来の機能回復のため不可欠で、AEDの補助ではありません。〝胸骨圧迫+AED操作〟で初めて救命効果の向上が期待されます」と新濱さんは大変大事なことを教えてくれました。受講の皆さんはチームを作ってAED操作に励まれました。

 1時間半の講習時間は瞬く間に過ぎて、松本会長から「自分以外の人のために役立つ今日の講習会は、社会福祉協議会らしいものでした。今後も続けたいと思います」と閉会の挨拶を受け、参加の皆さんは消防署から「終了証」を頂き、講習会を終了しました。平日ですから仕方ありませんが、若い人の参加が更に多かったらと思わせた、内容の濃い講習会でした。

2014年02月04日|投稿者:スタッフ|


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