千葉市社会福祉協議会幕張西地区部会主催の「講演会」が、幕張西公民館で9月29日に開かれました。テーマは〝たのしく音楽にふれる集い〟に、講堂いっぱいの参加の皆さんは、声を出し、身体を動かし、楽器を鳴らして、〝なるほど、音楽は健康維持に何より〟を実感していました。
ボランティア委員会・西山委員長の司会で講演会は始まり、幕張西地区部会・松本部会長から「参加にお礼申し上げます。音楽が身体に良い、素敵な音楽を聴いた牛からたくさん牛乳が出る、花も綺麗に咲くと聞きます。そんな効果を今日の講演を通じて是非学んでください」との挨拶を受け、講演開始です。
講師は音楽療法士でチャーミングな三瓶あずさ先生です。保健師の花輪美香さんも出席頂きました。
三瓶先生は「『音楽療法』は〝聞く〟と〝する〟の2種類があり、今日は皆さんに〝する〟を実習して頂きます」とのお話でスタートです。
「実習」はすべて音楽付き、三瓶先生のピアノ伴奏に合わせて行います。黒板に貼られた「ラジオ体操の歌」の歌詞を大声で読んだ後、手を鳴らし足踏み。次は「故郷の空」―。息を思い切り吐くと酸素がお腹いっぱい入ってきます。「春が来た」では滑舌をしっかりして歌うと、健康につながるそうです。いつの間にか、皆さん照れるどころか夢中になってきますし、〝本当に音楽は身体に良い〟を実感です。
休憩中に太鼓のバチが配られ、今度は「ソーラン節」―。〝エイヤっサ~〟と身体を動かしながら〝実習〟はよりハードになりました。「一杯やりたくなった」、とどなたか男性の不謹慎な発言に大笑いです。
次は何とハンドベルが全員の手に渡ります。「荒城の月」の演奏です。ご自分のベルを頑張って鳴らすと、いつのまにか全員参加の素敵なハーモニーになりました。小学生に戻ったように懸命な皆さん、上手くできて大感激でした。
〝このような音楽療法が健康維持にはもちろん、季節感や時間の経過の認識や、記憶力の維持などに効果があると言われます〟との先生のお話は、楽しくできるだけに納得の一言です。
1時間30分はあっという間に経ちました。終わりに「星影のワルツ」を全員で大合唱。西山さんから「参加に感謝」の挨拶、高齢者福祉委員会・戸田委員長から「11月に次の講演会開催」のお知らせ、花輪保健師さんから「健康づくり」のパンフレットを頂いて、楽しく参加できた講演会を終えました。
大勢の〝マクニシの人生の先輩〟が、みなさん一緒に声出し身体を動かして、健康維持だけでなく、絆も深められたのではと思えたとても素晴らしい講演会でした。
(渡邉 記)
2014年09月29日|投稿者:スタッフ|