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捨てることから始めよう「社協・収納の工夫」講演会


11月28日、幕張西公民館で「千葉市社会福祉協議会幕張西地区部会」主催の講演会が行われました。テーマは〝先ず、捨てることから始めよう!〟『収納の工夫術』―。年末を控えタイムリーな内容に、参加の皆さんは〝たかが片づけ、されど片づけ〟と、日常の生活をより機能的にする収納の方法を、耳をそばだてて受講されていました。

松本・部会長から、ご自分の生活を含めてのユーモア溢れる開会の言葉を受け、「千葉市消費生活センター」の荒巻さんから同センターの活動の説明があった後、講演が始まりました。講師は額田育雄先生(パナソニック株式会社CSグループ)です。

 「〝断捨離〟という言葉が流行りました。これは『人生をどう身軽に過ごすか』の意味ですが、片づけるということも、実はどのように家の中の物を日常生活で使いやすくするかと言うことです。だから、その方法は〝十人十色〟なのです」。つまり片付かないのは人によって個性があるとのことで、皆さん〝へぇ~〟です。「溜め込み」「散らかし」「詰め込み」「凝り過ぎ」と4つのタイプがあるそうで、それぞれの収納の仕方も異なり、間違えるとせっかく片づけても〝元の木阿弥〟に戻ってしまうという指摘に、〝フムフム〟と聞き入る参加の皆さん。

 片付かない原因は「使わないのに取っておく」「記念に取っておく」「確認なしで物を買う」「モノを飾りたてての自己満足」「衝動買い」などモノを大切にし過ぎていることに原因があるようです。

 「整理・整頓と言いますが、整頓は見た目で片付いていること、整理とは使う目的に合わせ機能的に片付いていることなんです」額田先生のお話に力がこもります。「ですから、不要なものは処分し、置き場所・入れ場所を決め、最も大事なことは使ったものは必ず元に戻すことなのです」に〝なるほど〟です。

 なかなか片付かない理由などを挙げた後、〝上手な収納〟とは①それぞれの生活に合っている②ものがその特性にあったスペースに置かれている③自分の性格に合ったしまい方をする―。など、「ものを生活に生かすための収納が上手な方法」と強調されました。話の合間に「片付けの苦手な人が、不用品をフリーマーケットに持ち込んではダメです。きっと、帰る時には、買ったものの方が多くなってしまいます」のジョークには、全員大笑いでした。

 参加の皆さんの多くはシニアの〝ベテラン主婦〟の方が多く、「分かっているわ」と思っていたのは間違いだったようで、「私は○○タイプだ、今日帰ったら、教わった方法でお片付けをしてみます」というご婦人を多く見受けました。カミさんとガミガミ口喧嘩ばかりせず、レポーターも帰宅したら〝溜まりにたまった〟本や書類などを整理してみる気にさせてくれた講演会でした。(渡邉記)

2014年11月28日|投稿者:スタッフ|


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