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新しい取り組みも論議した「社会福祉協議会定期総会」


6月28日、「千葉市社会福祉協議会幕張西地区部会」(松本貞實部会長)〈以下:社協〉の「平成27年度〈第21回定期総会〉」が、幕張西公民館で開かれました。〝高齢化の波〟が避けて通れない状況にも直面している幕張西地区、お年寄りの安全、安心確認の「見回り隊」の新設など、新しい課題にも取り組むための充実した定期総会になりました。

〝梅雨の真っ只中〟にも係らず快晴に恵まれた総会開催になりました。会場の公民館講堂は、開始の10時には役員、代議員そして来賓の皆さんで溢れんばかり、1年の社協活動の豊かさを反映しているようです

四十栄副会長の開会のことばに続き、松本部会長から挨拶がありました。

「21回目の総会に出席を感謝します。ここまで活発な活動をしてこれたのも、OB・OGを含めた地域皆の力です。幕張西地区も高齢化の波が確実に見受けられます。さまざまな問題をどのように乗り切るか、種々考えねばなりません。ひとつとして、自治会や民生委員の皆様の協力を得ながら『見回り隊』の新設の準備を進めています。また、『いきいきサロン』の更に幅広く展開することも検討課題です。これらの新しい課題を実現すべく、皆様の更なる協力をお願いするものです」

続いて「第30地区町内自治会連絡協議会」の臼田会長が挨拶に立ちました。臼田さんは福祉の意味を紐解いて、〝福も祉も〟幸せを意味することと説明され、ユーモアを交えながら2020オリンピック招致で有名になった滝川クリステルさんの〝おもてなし〟の言葉は、無私・無欲が基本の、まさに〝福祉〟に通じるのではないか、私も是非そのような行動が日頃取れるよう心がけたいと、参加の皆さんに呼びかけました。

白井和夫・美浜区長から「高齢化、核家族化、独居の高齢者の増加に伴い、ともすれば〝地区の絆〟が欠けている昨今、〝支え合い〟〝見守り合い〟は重要度を増しています」と強調され、社協の益々の活動の広がりを期待するとの来賓祝辞を頂きました。

内山・千葉市社会福祉協議会美浜区事務所長は、いくつかの数字のパネルを参加の皆さんに見せながら「これは美浜区の1家庭の構成人員」「これは区内でオレオレ詐欺の被害総額」「この回数以上、お友達と話したりお付き合いを増やすと『要介護』の率が減ると言われる」等々、大変ユニークで参考になる来賓祝辞をされました。

総会の議長に森・サンハイツ自治会長を互選し議事に入りました。松本部会長から「平成26年度事業報告」、〝高齢者福祉〟〝障害者福祉〟〝児童母子福祉〟〝ボランティア〟〝福祉ネットワーク〟の5委員会から「専門部報告」が、続いて「決算報告」「監査報告」が大変丁寧に詳しくされ、それぞれ拍手承認されました。

次に、「平成27年度事業計画」、「同予算」(いずれも案)が提案され、拍手で確認されました。また、「会則の一部改訂」と「新役員改選」も一括拍手承認されました。〝ふれあい・いきいきサロン〟活動が定着し、更に広めていくこと、〝認知症サポーター講座の〟開催、そして、松本会長の挨拶にあった「見回り隊」新設の為の〝アンケート実施〟など、いくつかの新しい取り組みが目立ち、全員で取組むことが重要と考えさせられました。

総会は、人見副会長の閉会のことばで終了しましたが、ますます地域の結びつきを強め、高めることの大切さを感じさせる総会でした。(渡邉 記)


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