10月12日「体育の日」、幕張西中学校校庭で「第41回幕張西地区町内自治会大運動会」(兼第57回市民体育祭)<主催:千葉市第30地区町内自治会連絡協議会(以下・連協)、共催ː千葉市、幕張西小学校地区スポーツ振興会(以下・スポ振)、後援:幕張西中学校区青少年育成委員会(以下・育成委)、青少年相談委員会、幕張西中PTA、幕張西小PTA、NPO法人幕張西スポーツクラブ(以下・M@WS)>が開催されました。11日開催予定が、雨の為1日延期されましたが、当日は朝から素晴らしい秋空に恵まれ、15自治会・1000人を超す参加の皆さんは、ひとりひとりが作り上げた運動会を、終日楽しみました。

1日延期された12日は「体育の日」、早朝から機嫌のよいお天道様が顔を見せ、役員全員で前日の雨でぬかったグラウンドの整備です。砂盛りやトンボ掛け、それぞれの担務の仕事と頑張って、8時半には〝会場づくり、間に合った~〟で、開会式を待つばかりです。
参加者全員による入場行進は、スポーツ振興会旗に続き、昨年「同点優勝」のライオンズ、リビオ自治会を先頭に、15自治会勢ぞろいで場内1周、本部前で来賓・自治会長・大会役員が拍手で行進の参加者を迎えます。さぁ、開会式の始まりです。
【 開 会 式 】
溝端・スポ振会長が元気いっぱいの「開会宣言」をし、臼田・連協会長が「災い転じて福となり、1日延期したらピカピカの好天に恵まれました。あとの運動会の成功は、皆さんの頑張り次第ですょ~」と楽しい〝発破かけ〟の挨拶をされました。
来賓の白井・美浜区長から「新旧お住いの方達が一体感をみせる素晴らしい幕西地区です。世代間の架け橋に、この運動会をしてください」と激励の挨拶を頂きました。田嶋衆院議員を始め、たくさんの来賓の皆さんから「一言挨拶」を受けた後、〝地区スポーツ功労者〟として、永年地区スポーツの発展に寄与されたスポーツ振興会の大島尚子さんに、スポ振・溝端会長から感謝状が贈られました。
優勝杯が、前回同点優勝の2自治会から返還され、リビオ自治会の金子さん親子が手を繋いで「選手宣誓」―。皆で大拍手です。増子・スポーツ振興会副会長のリードで全員の準備体操、来賓の皆さんも上着を脱いで〝イチニ〟と身体を動かして、いよいよ「競技開始」となりました。
【 競技開始=午前の部 】
徒 競 走
小・中学生の駆けっこです。1レース最大8人ですが、低学年8人の年齢を合計しても後期高齢者の1人分に足りないチビッ子が多く参加。歯を食いしばったり、ビリでも笑顔で完走したり、運動会の〝幕開け〟にピッタリの種目でした
グラウンドゴルフ
ホールポストにボールを入れてゴールします。「慣れたものょ」と、ベテランの奥様達。力づくで勝負の若いお父さんお母さんの方が、思ったようにボールが扱えず〝四苦八苦〟。
ボール送り=町会対抗
目の色変わる「対抗戦」の始まりです。1町会10人でボールを頭上で後に運ぶレース。焦るほど、ボールは言うこと聞いてくれません。藤色の「リビオ」が、幸先良いVを獲得しました。
親子でゴール
今日だけは我が子の言うことを聞かねばゴールできない、目隠しのお父さんお母さんです。「パパ、こっちだょ」「ママ、どこ向いてんの?」、手を繋いでゴールに向かって走り出す、少し〝入れ込み過ぎ〟のお父さんが目立ちました。
幼児の玉入れ
出てきました。豆粒たちが―。幕張西地区に〝少子化〟の言葉はないようです。紅白の玉をちっちゃなお手手で〝えぃや~〟と、籠に投げ込んでくれました。
ジャンケンバイバイゲーム=町会対抗
ジャンケンマンとジャンケンして、負けたら遠回りを走らされるリレー。足が速くてもジャンケンが弱いといけません。断然のペケは「ハイツ」の皆さん。何人ジャンケンに負けたのでしょう?勝ったのは「コロンブス」、善戦の「インター」「県営東」でした。
ジャンケンバイバイゲーム=町会対抗
ジャンケンマンとジャンケンして、負けたら遠回りを走らされるリレー。足が速くてもジャンケンが弱いといけません。断然のペケは「ハイツ」の皆さん。何人ジャンケンに負けたのでしょう?勝ったのは「コロンブス」、善戦の「インター」「県営東」でした。
【 お昼休み 】
1時間と少しの「お弁当」タイムです。お昼ご飯を摂りながら、各自治会のテントでは、一斉に話に花が咲いています。雲一つない秋空になり、どなたも明るい笑顔に満ちています。会場内では育成委の「年間行事」の写真の掲示や、社会福祉協議会の車いすも用意されていて、細かい心遣いが感じられました。
【 競技=午後の部 】
綱 引 き=町会対抗
午後は、いきなり〝運動会の華〟です。ロープ持つ前の〝仏顔〟、綱を握ったら〝閻魔顔〟は、全自治会共通です。女性達も「顔気にしていられない」と、1回20秒の戦いに挑みました。4回勝ち抜いて優勝ですから大変です。決勝戦は「ライオンズ」 VS 「コロンブス」と若い選手が多い自治会の対戦となり、「コロンブス」に栄冠で〝バンザ~イ〟でした。それにしても全町会欠けることなくチャレンジは、今更ながら感心します。
バリア・フォー
亀さんになって「フラフープ」「網」を潜り抜け、兎さんになって「玉入れ」にジャンプ、「縄跳び」でピョンピョンの障害物レースです。小・中学生はニコニコ顔で軽やかに―。
お父さんたちは無我夢中の挑戦は毎年のこと。「今年は怪我する人いなくてよかったね」は陰の声でした。
願いは二つ=町会対抗
10人の自治会員さんが、ひとり2つ投げる球を、自治会長さんが籠に何球キャッチできるか競うゲームです。キャッチし損なうと文句が出るだけに、会長さんには御苦労さまの種目です。「海浜西・グランコート」の合同チームが、〝ナイススロー & ナイスキャッチ〟の連発で、ダントツの優勝でした。
人生レース
シニア向けの〝ラケットにボールを載せて運ぶ〟、他町会の人とも一緒のリレーゲーム。
人生の達人ばかりの出場は和気藹々の雰囲気を見せてくれました。
風船割りレース
同番号同士になった男女が、風船を膨らませてからお尻で割ってゴールする、ユーモア溢れる種目です。場内には風船の割れる〝ボン、バスン〟の音が響いて、何とも笑えるレースでした。
ムカデ競争=町会対抗
運動会の掉尾を飾る、男女10名ずつの〝お馴染の最終対抗レース〟です。ここまでの自治会対抗レースの得点結果が発表され、「僅差だ、逃げよう」のチームや「逆転可能だ頑張ろう」と、いずれも〝オッチニ、オッチニ〟と練習に余念なく、なかなか役員の注意が届きません。レースはあっという間。リードする「コロンブス」を「リビオ」が大逆転した勝利となりました。
【 閉 会 式 】
定刻の「閉会式」です。結城・スポ振顧問から優勝「日新パレステージ」、2位「コロンブス」、3位「リビオ」以下14位までの成績発表がありました。1位から3位の得点差は0.5点ずつの文字通りの熱戦でした。表彰式では臼田・連協会長から「日新パレステージ」に表彰状と優勝杯、2位の「コロンブス」に表彰状がそれぞれ渡されました。
講評に立った溝端・スポ振会長は「1日順延にも関わらず沢山の参加を感謝します。優勝のパレステージ自治会おめでとう。ほほえましい〝親子でゴール〟、大勢出場の〝パン食い競争〟、強烈な熱戦の〝綱引き〟、自治会長がお上手だった〝願いはふたつ〟、結束していた〝ムカデ競争〟と、幕張西地区は素晴らしい事を再認識出来た運動会でした」と話してくれました。
うっすら日焼けするような素敵な好天に恵まれ、連協と各自治会、スポ振、コミュ懇、社協、育成委、小・中PTA、太鼓連、消防団、少年野球、FC幕張、老人ク、五月会そしてM@WSと、幕西地区内の多くの団体と、何より参加された皆さんひとりひとりが作り上げた運動会でした。ニコニコ顔で帰路に着く子どもたちの笑顔に「大成功だったな」を実感させてもらいました。 (渡邉 記)