地域の連携をどう深めていくか―。11月1日、幕張西地区で多様な活動をする地域14団体代表と、白井・美浜区長、区幹部が幕張西公民館に集まり、昨年に続き「幕張西地区区民対話会」を開きました。前回の論議を振り返りながら、改めて「幕張西地区」として取り組む問題は何かを話し合うとともに、様々な地域団体が参加して構成する「地域運営委員会」の設立が、新課題として区側から提唱され、熱心な論議となりました。

「対話会」は以下の3テーマに分け進められました。
前回対話会の論議を振り返って
白井区長が資料・プロジェクターを使い、前回論議で出た〝課題〟など説明されました。幕西地区の大きな課題は、地域活動は豊富で充実していますが、「次世代」を考えた場合、若い、現役世代の〝地域活動の担い手〟をどう迎えていくかということで、消防団から「声かけ活動」の活発化で新団員を迎えた経験も報告され、今後も取組みを強めなければならないと再確認しました。
地域団体の〝連携〟について
白井区長から「運動会、盆踊りなどの大きなイベント開催に当たって、団体間の連携はどうか」との提起がありました。町内自治会連絡協議会や各自治会と、スポーツ振興会、青少年育成委員会等との連携は、スムースに行われていることが論議の中ではっきりしましたが、〝緊急時の連絡網に不備がある〟、〝全団体を網羅する広報体制が必要〟などの意見もあり、横の連携を密にする「連絡ツールの確立」など今後の検討課題となりました。
「地域運営委員会」の設立について
区から説明を受けた〝新課題〟です。既存の各団体の独自性は維持しながら、地域全体を見渡し「情報共有」「実態把握」「企画立案」などを行い、別に各団体が個別に受けている千葉市からの補助金を一括受けて、この委員会で配分も検討できる〝地域団体で構成する新委員会〟とのことです。設立は市・区から強制されるものではないとのことです。論議は、「補助金の永続性」「既存団体と地域運営委員会の予・決算等の関連性」「煩雑になるだろう事務を誰が行うか」「考えは良いがもう少し論議必要」―。などの意見が次々出て、
「打瀬」「幸町1丁目」など、先行して設立した他地域の経験や論議なども参考にしながら、幕西地区の方向を決めていくこととしました。 (渡邉 記)
【参加された団体名】
美浜区(白井区長と地域振興課)/第30地区町内自治会連絡協議会/幕張西地区各自治会/社会福祉協議会幕張西地区部会/第606地区民生委員・児童委員協議会/幕張西中学校区青少年育成委員会/幕張西地区スポーツ振興会/幕張西地区老人クラブ連合会/NPO法人幕張西スポーツクラブ /千葉市消防団第18分団第3部/幕張西コミュニティづくり懇談会/幕張西中学校PTA/幕張西小学校PTA/千葉市青少年補導員