数日前の酷暑から少し涼しさが戻った8月28日、幕張西中学校校庭で、幕張西小地区スポーツ振興会(伊藤秀夫会長)主催、「自治会親善ソフトボール大会」が開かれました。接戦あり、大差のゲームあり、和気藹々の雰囲気の試合結果は、昨年〝最終回逆転サヨナラ負け〟で涙を飲んだコロンブス自治会が圧倒的な力を発揮して、堂々の〝V奪還〟を果たしました。
「涼しいけど、最後まで持つかね」―。今にも雨が降りそうな天気です。心配しながら会場一番乗りのコロンブスチームは、昨年の最終回2アウトから〝大逆転サヨナラ負け〟のリベンジをするため練習開始です。
今大会の出場は「コロンブス」「リビオ」「ステラガーデン」「ライオンズ」「5、6丁目」そしてスポ振役員と人数不足の自治会で構成の「合同チーム」の計6自治会チームです。
開会式でスポ振・伊藤会長が「週明けに来ると言われる台風を吹き飛ばすようなプレーを見せてください。是非熱の入った試合を期待します」と選手を激励、続いてコロンブスの田内さんが元気いっぱいの選手宣誓をしてくれました。
試合は「5イニング制」、40分以内というもので、攻撃型チームが有利なようです。
8時30分、「リビオ」vs「ステラ」で試合開始。昨年同様火が点いたら止まらぬ「リビオ」打線が1回表何と13点。中途で投手交代した女性のピッチャーが頑張りやっとチェンジ、どうやら「ステラ」は女性上位のチームとみました。結果は28:3と「リビオ」の大勝。
第2試合の「ライオンズ」vs「5、6丁目」は、前半満塁ホームランを含む猛攻撃でリードの「ライオンズ」を、3回から「5、6丁目」は粘りの反撃をみせ、一時逆転するなど手に汗握る好ゲームを展開、13:12で「ライオンズ」の辛勝でした。
敗者戦の「ステラ」vs「5、6丁目」の試合を挟み、(1回戦大敗のステラも連敗でしたが頑張りました)準決勝戦2試合が始まります。
「コロンブス」vs「リビオ」は猛烈打撃戦の予想とは大外れで、初戦で点を取り過ぎたのかリビオ打線が湿りっ放し、10:2で「コロンブス」の圧勝でした。
準決勝第2試合は「ライオンズ」vs「合同チーム」。スポ振の役員さんが多い合同チームに〝大丈夫?〟〝打てても1塁まで走れるの?〟の心配は無用でした。敗れたとはいえ投手の岡村さん(女性)の本格的ウィンドミル投法、捕手・岡部さんの素早い走者挟殺スローイングなど、昔鳴らした腕前は流石でしたが、後半はややバテバテで「ライオンズ」6:3の勝利。
3位決定戦は「リビオ」vs「合同チーム」。連戦の合同チームはややお疲れか、若手のリビオに歯が立たず、3位は「リビオ」に決まりました。
さっ、「コロンブス」vs「ライオンズ」の決勝戦です。昨年の逆転負けの屈辱を果たそうと、コロンブスの豪打が爆発。小原沢さんの3長打に、ライオンズ在住の結城相談役は「打てばいいってもんじゃないのに…」とブツブツ。守備もライオンズのヒット性の当たりを軽々捌く見事なプレーの連続で、見事8:0のシャットアウトで文句ない優勝となりました。
午後2時過ぎの閉会式で、優勝、準優勝の「コロンブス」と「ライオンズ」に賞品が贈られた後、伊藤会長から「コロンブスが大勝し、昨年のリベンジに成功した結果となりました。これで来年は〝コロンブスにリベンジ〟のチームが出てくるでしょう。大いに楽しみです」と講評、お天道様にみんなの気持ちが通じ、最後まで雨は降らず涼しい陽気の中で、笑顔とハッスルプレーを見せてくれた「自治会親善ソフトボール大会」でした。
(渡邉 記)