千葉県内の総合型地域スポーツクラブの連携、親睦・交流を強め深める大会「スポネットちば2016」(主催:千葉県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会・千葉県教育委員会)が、10月15日(土)、稲毛区天台の千葉県総合スポーツセンターで開催されました。
大会開催は第5回、参加者は25クラブの選手、役員、スタッフの皆さん約600人。抜けるような快晴の秋空の下、心地よい汗をかきながらクラブ間の〝絆を強める〟1日となりました。
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「素晴らしい天気だね」―。文字通りの秋晴れに恵まれました。体育館内舞台の上には〝つながる笑顔、ひろがる元気〟と大会スローガンが大書された横断幕が参加者を出迎え、受付を終わった皆さんは、今年から靴を脱ぐ必要のない2階スタンドに着席。幕張西スポーツクラブの45人の子供たちがフロアーで跳び撥ねる開会式前のアトラクションのヒップホップに、「可愛いね」「前より上手になったね」と感心していると、連協・小林理事の澄んだ声で開会式の始まりです。連協・高梨副会長の「開式の言葉」に続き主催者挨拶で田淵・連協会長は「好天に恵まれ、十分に交流を深めてほしい」と参加者を激励しました。山崎・「広域スポーツセンター長は「スポーツ立県千葉」の趣旨にふれながら、「スポネット」を大成功させ、模範を見せてほしいと要望されました。県体育協会・教育庁スポーツ振興課など来賓の紹介と、恒例になり今年も参加してくれたチーバくんに大拍手、看護師・トレーナーの紹介には〝よろしくお願いします〟です。小野・連協副会長から「今年は全員で閉会式を行います。是非参加を」との呼びかけ他日程・諸注意を受けた後、生涯スポーツ功労者として、今月「文部科学大臣賞」を受賞した結城・連協副会長(NPO法人幕張西スポーツクラブ理事長)が〝たくさんの仲間を代表して受けました。今後も頑張る決意を申し上げ、お礼にかえたい〟と述べ、「閉式の言葉」も行いました。
さぁ、屋外や他会場で行われる種目の皆さんは一斉移動、競技の開始です。
【ウォーキング】
第2陸上競技場を起点に行なわれるウォーキング、約2時間公園内を歩く「樹木めぐり」は、経験27年の富塚先生が指導。フリスビーなどが用意された芝生で、子供たちを対象に「芝生でGO」の二本立てで、オープン参加方式だけに、当日参加の方を含め約90人が秋の陽光を楽しんでくれました。
【グラウンドゴルフ】
サッカー・ラグビー場で行われるグラウンドゴルフには118人が参加。最高齢は86歳の石井栄三郎さんと迫田徹さん。ともに牧の原スポーツクラブの大先輩です。1ラウンド終わるたびに〝給水タイム〟で、談笑の輪も広がるというものです。広報係の見ている前で、南房総市GG協会の川名常夫さんが〝ホールインワン〟―。額にウッスラと汗をかきながら元気なプレーを見せて頂きました。優勝は「男子の部」が古川正夫さん(昭和ふらっとスポーツクラブ)、「女子の部」は宮坂多満恵さん(四街道SSC)となりました。
【室内ペタンク】
午前に体育館内第2競技場で行われました。オープン参加種目です。2面セットされたコートに、オレンジ・青のボールがピットめがけて飛びます。アウトドア用より軽いボールは、たしかに〝生涯スポーツ〟に適した種目といえるでしょう。
【ユニカール】
室内ペタンクのお隣に3面のコートが設けられ、36人が参加して開催されました。ストーンが鮮やかにマットを滑ります。回を重ねるごとに定着の印象が強くなるユニカール、より盛んになってほしいと思わせてくれました。優勝は1コート山本・山本・黒木さんの四街道SSC、2コートは3人の大久保さんで構成したのさかスポーツクラブ、3コートは松下・大橋・皆上さんの習志野イースタンスポーツくらぶとなりました。
【 卓 球 】
「スポーツ科学センター4階アリーナ」に110人が大挙参加。9台の卓球台で、混合ダブルス(女性同士も可)11本2セット先取の試合を各ペア5試合消化の大熱戦です。素晴らしいペアを見つけました。杉山・鶴岡(習志野イースタンスポーツクラブ)のお二人です。実はお爺ちゃんと中学2年生の娘さんはお孫さん。広報係の見ている前で試合は敗れました。「惨敗だ」、悔しがるお爺ちゃんに「そんなことないょ、お爺ちゃん頑張ったょ」と慰めるお孫さん。お爺ちゃん思わずウルウルですね。「スポネット」の目指す姿の典型を見せてくれた素晴らしいペアでした。優勝は9ブロックから出る賑やかさで、星野・坂本〈市川スポーツガーデン塩浜〉、雨宮・北村〈八木が谷スポーツクラブ〉、森川・伊藤〈ONスポーツクラブ〉、石橋・横井〈八木が谷スポーツクラブ〉、飯田・我孫子〈冨来田フレンドスポーツ倶楽部〉、蔵林・三澤〈のだスポレクファミリークラブ〉、永澤・御簾納〈冨来田フレンドスポーツ倶楽部〉、蔵満・本郷〈のだスポレクファミリークラブ〉、鈴木・吉田〈大穴スポーツクラブ〉と、たくさんのニコニコ顔をお見受けしました。
【健康体操】
お昼前は体育館1階フロアー、閉会式前のクールダウンは体育館内第2競技場と、2部制で行われました。オープン参加方式だけに〝飛び入り〟含め約50人、連協の役員さん、トレーナーの学生さん、あれれっ、何とチーバくんまで「オイチニ、サンシ」と参加。音楽に合わせ軽やかにしなやかに見えますが、連協の女性理事で頑張り屋の佐久間さんが「この汗見て、3キロは痩せたゾ~」は、一所懸命参加の証明でした。
【ソフトバレーボール】
体育館1階フロアーに「レディースの部」(5チーム)、「混合の部」(13チーム)が集まりました。男性41人、女性71人計112人の参加です。〝ウリャァ~〟と大声挙げてスパイクする雲つくような男子選手、〝受けてやる〟とフライングレシーブの女性選手。毎回最も迫力を感じるソフトバレーは、熱戦続出で閉会式前まで続きました。「レディースの部」1位は四街道SSC。「混合の部」〈競技性重視の部〉1位はのだスポレク。「混合の部」〈交流重視の部〉1位は中富ふれすぽクラブAチームがそれぞれ獲得し、全員に祝福されました。
【硬式テニス】
今回から、「スポネット」の趣旨に合わせ、複数のクラブでチームを結成して戦う「団体戦」の新方式です。優勝も複数クラブのメンバーで「団体優勝」を受け取ることになります。24ペア・8チームの試合は、ゲームが進行するうちに同じチームとなった他クラブの仲間と話が進んだり、応援し合ったりで、プレーを通じて仲間作りが強まります。競技終了の頃は、記念写真を撮り合ったり、再会を約束するなど仲良くなったテニスプレーヤーの皆さんでした。4試合を勝ち抜いて栄冠は皆山・斎藤〈幕張西スポーツクラブ〉、津曲・斉藤〈習志野イースタンスポーツクラブ〉、有本・岡野〈幕張西スポーツクラブ〉の3ペアで構成したEチームに輝きました。
閉会式は予定通り午後3時から始まりました。大会参加のすべての選手が体育館1階フロアーに再度大集合です。司会の小林理事から「各種目の表彰を行います」のアナウンスに続き、「グラウンドゴルフ」「硬式テニス」「ソフトバレーボール」「ユニカール」「卓球」の順に優勝者、上位入賞者が呼び上げられ、ご自分の参加種目以外で表彰を受ける他クラブの方達にも全員で拍手。総合型地域スポーツクラブの集まりは、こうなければなぁと改めて思わせてくれました。
さぁ、閉会式の〝華〟初めて行われる「お楽しみ抽選会」です。閉会式参加の全選手に事前に配られた抽選券の半券が「抽選箱」に―。当たり券の番号が読み上げられるたびに〝うわ~〟と何とも言えない声があちこちから。15名の賞品Bに続いて、5名の賞品Aの当選者は前に出て「いただきました。ありがとうございました」と満面笑顔でお礼。
(こっそり中身をお聞きしたら、種目別商品と共に千葉県の特産品だそうです。)
田淵・連協会長から「抽選会の当選の方おめでとう、1日皆さんが健闘して大会を盛り上げてくれました。感謝申し上げます」と講評され、「スポネットちば2016」は〝また会いましょう〟〝連絡下さいね〟と、満足と笑顔を残しながら、大成功の内に終了しました。
(幕張西スポーツクラブ・渡邉 記)