「第10回ふれあい祭り」が行われた10月30日、幕張本郷の「メイプルイン幕張」に多くの来賓・関係者が集まり、NPO法人幕張西スポーツクラブ(以下:M@WS)の結成10周年記念式典が盛大に開催されました。〝温故知新〟そのままに、創設時を思い返し、将来を展望する、意義の深い集いとなりました。
幕張西公民館にお務めの清水さんの司会で進められた集いは、「M@WSの10年の軌跡」のビデオ上映で始まりました。〝懐かしいなぁ〟の声と共に〝良くここまでなったなぁ〟の感慨しきりの声があちこちから聞こえます。
結城理事長は開会に当たり、参加された皆さんに謝意を述べるとともに①平成16年準備委員会の設立②平成18年4月に会員数300人で発足③平成20年7月NPO法人格取得④平成24年優良スポーツ団体として文部科学大臣賞の受賞④今年10月結城理事長が地域スポーツ発展に貢献したことにより文部科学大臣賞の受賞と、この10年間の経緯を報告し、ここまで着実に発展してこれたのは、町内自治会連絡協議会など地域団体や行政の協力、ならびにM@WSの歴代そして現在の理事さんの活動があってこそと強調、感謝しました。今後の課題として①人材確保②財源確保としてNPO法人格の有効活用③効果的施設の運用④若い会員増加を図りながら高齢者に合う種目の追求―等々挙げながら、更なる協力を参加の皆様にお願いしました。
来賓の臼田・第30地区町内自治会連絡協議会会長は「文部科学大臣賞の受賞は、幕張西地区全体の喜びです。自治会もM@WSのお蔭で活発に活動できる事柄が多い。若い夫婦が戻ってくる地区にするため、より一層のM@WSの発展を祈ります」と述べられました。
田嶋・衆院議員はご自分がM@WS会員でもあり「全国の総合型地域スポーツクラブで注目されるクラブに成長した。新たな年齢の方達が地域に定着する活動の中心になってほしい」との要望も頂きました。
千葉市スポーツ振興課の宇井さんからは「10年間でスポーツを通じて培ったふれあい、種目や世代別の多様性を大事にしてほしい」と暖かな助言がありました。
高梨・千葉県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会副会長は「隣の市、習志野イースタンスポーツクラブの理事長を務めていますが、M@WSとは常に切磋琢磨する間柄です。生涯スポーツ発展のため、互いに協力し努力し合いましょう」と、来賓の挨拶はM@WS10年を祝うとともに、将来に視点を当て頑張ろうとの激励のお言葉が続きました。原田・元社会体育振興会会長からは、30数年前の幕張西地区のスポーツ活動についてのお話がありました。
歓談後、昨年千葉テレビから取材を受け〝総合型地域スポーツクラブ〟の好例としてM@WSが紹介された特集番組のビデオ上映があり、続いて永年M@WS活動にご尽力いただいた大木昭二さん(奥様が代理出席)に結城理事長から「感謝状」の贈呈がありました。
結城理事長はご自分の「文部科学大臣賞の受賞」以前の平成20年に、増子みき子理事が〝地域スポーツ振興に寄与〟され「文部科学大臣賞」を受賞されていることも報告、増子さんから昭和48年から43年間の感想が話されました。
参加いただいた全員の「一言挨拶」となりました。〝町内自治会会長、地域団体代表の方達〟〝国会・県会・市会議員の皆様〟〝教育庁やPTA学校関係の日頃お世話になっている方〟〝県下の総合型地域スポーツクラブの幹部の方〟に続き、〝少年野球ファイヤーズ〟〝少年サッカーFC幕西〟〝ジュニアバレーボール〟〝京葉少年野球連盟〟の代表のご挨拶。スポーツ用品の納品依頼をお願いするMTKスポーツ、「きなり整骨院」の金内先生からもご祝辞を受けました。次はM@WSの取り組み種目の指導者の皆さんの挨拶です。ウォーキング、吹き矢、卓球、テニス、ジュニアバレー、健康体操、ヨガ、ヒップホップ、キッズテニスと続きます。挨拶の締めはM@WSと〝協働〟の「スポーツ振興会」の面々が一言。どなたも時間があれば「あれも話したい、これを語りたい」様子ですが、式典の2時間はあまりにも時間不足のようです。終わりに当たり結城理事長が、日頃M@WSの活動の中心になっている全理事を紹介、参加者全員が大きな拍手で労苦を称えました。伊藤・スポーツ振興会会長が「今後も幕張西地区のため、M@Wと共に頑張る」決意が披瀝され、全員による手締めで式典を終わりました。 (渡邉 記)