晩秋の爽やかな季節を迎えた11月7・8日の両日、幕張西地区の「第35回文化祭」(主催:幕張西公民館サークル連絡協議会、共催ː幕張西公民館、後援:千葉市教育委員会)が幕張西公民館で開催されました。参加された46サークルの皆さんは、日頃研鑽された素晴らしい展示や演技を発表し、幕西地区の〝成熟した文化〟いっぱいの文化祭でした。
初日の7日に見学しましたが、例年にない〝出足の良さ〟に驚かされました。ロビー、会議室、和室を使ったレザークラフト、パッチワーク、習字、手編み、絵画、写真等の展示品の数々はいずれも素晴らしいもので、積み重ねた研鑽の成果を十二分に感じさせてくれました。「陶工芸室」での即売会は、100円からの大廉売、一方で展示場での陶芸作品は素人のリポーターも一目で魅了される立派なものばかりです。
テラスに長蛇の列が出来ていました。「彩の会」のくるみ饅頭の即売です。前評判が高かったのでしょうか、文字通り〝あっという間〟の完売でした。そばには、今年も「オリーブハウス」と「アービーヨーヨー」の皆さんが、特別参加でクッキーやパイ等販売してくれました。
講堂は、7日は「ストレッチ体操」「太極拳」「ダンス」「詩吟」が次々に磨き上げた演技、最後は合唱団「野ばら」の発表です。8日は「大正琴」や「バレー」の発表とのことでした。
いただいたプログラムに「35年続くサークルを始め…」とあり、役員さんに「どのクラブか教えてください」とお願いしました。和室1のお茶席を開かれている「ゆずき茶道の会」と、ストレッチ体操の「ジョイフル」を紹介いただきました。〝しっとり落ち着いた雰囲気〟を醸し出す茶道と、健康維持・向上を目的の体操クラブは一見対照的ですが、35年と言う長い間には、当然とはいえ会員の出入りによる増減やなどもあり御苦労もあったと推察します。でも、「現在は安定しています。地域の若い方達が〝公民館活動〟にもう少し理解していただけるよう私たちも努力しようと思います」と、両クラブの先生は共通のことを言われ、〝幕張西地区を愛して頂いているんだ〟と心から思いました。
1時間程の見学でしたが、来場の方はますます増えてきたようです。一様に「文化祭」を通じて〝地域の絆の強まり〟を思わせて頂いたお祭りでした。
(渡邉 記)